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    抜けて温もる愛と変態の奇跡(後編その2)

    前回紹介した『お父さんお母さんごめんなさい(笑)』で、自分が結婚しようとしていた女性が実娘だと知った石渡ですが、その続編である『好き好きお父さん』も同じ単行本に載っています。
    すでに記入済の婚姻届まで用意している麻美になかなか「真実」を打ち明けられず、毎日セックスしまくりながら先延ばししてきた父。
    しかし、ついに麻美は彼の背広の内ポケットに入っていたDNA鑑定書を偶然見つけてしまいました。

    「勝くん・・これ・・うそ・・だよね?」
    振り向いた彼女の目には涙が浮かんでいた。
    「勝君がお父さんなんて・・・そんなわけ・・ないよね?」
    「・・・・・・うそ・・じゃ・・ない。君の戸籍に載ってる母親の名前を見て、鑑定依頼を出したんだ・・・子供のことは知らされていないが・・・交際期間を照らし合わせても、俺たちは・・親子で間違い・・ない」
    性器を曝け出したままの彼女の両腕を掴む彼。
    「でも好きな気持ちは変わらない! この紙一枚で過去が変わるわけではないし・・・君だって・・・」
    その言葉が終わらないうちに麻美は彼の手を拒んだ。
    「あ・・麻美・・・?」
    「わかん・・ない・・だって・・親子・・って・・・」
    そこで彼女は自分が犯してきた「禁忌」に気づく。
    「セック・・セックス・・しちゃ・・っ、さっきも・・・」
    顔を真っ赤に染めた麻美は父親の前で必死に乳房と股間を隠した。
    「えっ・・・」
    「ごめん・・そんなすぐには受け入れられない・・っ」
    逃げるようにその場を離れる彼女の背中にかける言葉を彼は持っていなかった。

    石渡が自分の父親だったという「真実」は、麻美に大きなショックを与えたようですね。
    これまでの彼女はかなりビッチっぽかったのですけど、この動揺によって人間的な魅力が増しましたし、物語に「背徳性」を感じられるようになりました。

    (当たり前・・か・・・)
    (やはり伝えなかった方が・・・)
    (いや、そんなわけない)
    (これでいい・・これでいいんだ)
    その後、彼らは一緒に暮らしながらも「異性」として交わることはなく、職場でも完全に上司と部下というだけの関係となった。
    (どこもかしこも)
    (彼女との思い出に溢れていて)
    (逃げ場なく)
    (夢想させられる)
    麻美に対する「欲望」を持て余す彼。
    (おかしいのは俺なのか?)
    好き好きお父さん
    「すみません。午後の会議の資料のことですが」
    「あ・・」
    茶髪を黒く染め直し、以前とは違う距離感で淡々と仕事の話をしてくる彼女。
    (変われない俺が)
    (おかしいのか)

    もともと女癖の悪い男だった彼にとって、麻美が実娘だったという「禁忌」も致命的なものではなく、二人が求め合うならセックスでも結婚でもしたいという考えのようですね。
    事実、飲み会から早めに帰宅して麻美の自慰を目撃すると、そのまま押し倒してしまいます。

    「なっ・・今日は飲み会じゃ・・っ、あっ・・ちょっ、やめ・・っ、やあ・・っ、や・・やだよ・・っ」
    首筋を吸い立てている彼の手が彼女の濡れた淫裂に伸びる。
    「やめて! お父さん・・っ」
    悲鳴のようなその言葉に彼の劣情が止まる。
    「あの・・」
    「あのね、私はずっと・・お父さんのいる生活に憧れてきたよ・・・だから、きっと・・・この選択は間違ってないと思う・・・」
    彼女は引き出しから取り出した婚姻届を泣きながら何度も破いた。
    「これ・・は・・」
    「ね、私たち今からでも、親子に・・なれる・・よね?」
    その言葉に唇を噛みしめながら彼が答えた。
    「・・ああ・・きっとなれるよ・・・」

    麻美にとって「父親」とは、どこの誰かは知らなくても、生きているか死んでいるかすら分からなくても、ずっと意識してきた存在であり、早くに母親を亡くした彼女がずっと求めていた「家族」そのものなんですね。
    一方、石渡にとって「娘」とは、これまで産まれたことすら知らなかった存在でしたから、麻美の感じ方と異なってしまうのは仕方ないことでしょう。
    しかし、彼女が「娘」として「親子になりたい」と願った時、彼もまた「父親」として受け入れるしかなかったのです。

    (あれから、ひと月)
    (俺たちは親子として新たな生活を始めていた)
    (歪な始まりではあったが)
    (少しずつ正しい距離をつかみ始めている)

    父親の朝勃ちを見て麻美が興奮したり、娘の着替えを見た石渡が隠れて自慰をしたりしながらも、なんとか「親子」として生活していた二人ですが、映画を録画したDVDと間違えて例のセックスビデオを居間で再生したことで大きな試練を迎えます。

    慌ててビデオを消そうとする父を止める麻美。
    「最後まで観よう。これは過去の私たちだもん」
    「・・・・・・」
    (そう・・だ)
    彼は娘の隣に座る。
    (俺たちは親子になった)
    (これを観た所で何も思いやしない!)

    内心興奮しながらもビデオの内容を笑い飛ばそうとした石渡でしたが、隣に座っている麻美は顔を紅潮させながら身体を切なげによじらせていました。

    (頭を冷やせ! 娘だ! 娘娘!)
    (父親として成長を見守っていくんだ!)
    (いい人を作って)
    (ゆくゆくは結婚してもらわれ・・・)
    手汗に濡れたお互いの指先が触れる。
    そのまま彼の指は娘の太股へと伸びていく。
    「~―――~っっ」
    ビクンと肢体を震わせながらも麻美は何も言わない。
    (拒否・・してくれ・・!)
    (何か言ってくれ)
    (気持ち悪いって)
    (拒んでくれ)
    (でないと・・・)

    彼は「禁断の欲望」を止められないのを娘のせいにして、ついにはパンティをずらして蜜壺の中に指を突っ込みます。
    一方、彼女も止めるどころか勃起している父の肉棒をズボンから取り出し、握りしめるのでした。
    自演のエロビデオを観ながらお互いの性器を愛撫する父娘。
    こうなってしまえば、行きつく先は決まっていますよね。

    「あさみ・・・」
    「あ、待・・・」
    ソファの上で父が押し倒そうとすると、麻美がバッグからコンドームを取り出した。
    「!!」
    「ねえ、お父さん・・・私は、あなたの娘だよ・・・」
    (そう、出会ったのも)
    (好きになったのも)
    (家族だからだ)
    娘から渡されたコンドームを付ける父。
    (苦しいのも)
    (離れられないのも)
    その時、彼は麻美と結婚しようと決めた時に言われた言葉を思い出した。

    『運命の人だと思ったから』

    この瞬間に悩みを振り払った彼は、無粋なコンドームな取り去って荒々しく娘に挿入した。
    「勝く・・あう、だ・・あ・・」
    (そうだよ)
    「待・・入って・・・お、父さ・・」
    (抗いようなく)
    「俺たちは・・父娘(おやこ)だ!」
    父の亀頭が娘の子宮口まで一揆に突き入れられる。
    「んんん、ふぅうぅっ」

    「父親」として「娘」を犯した石渡。
    彼は「夫婦愛」でも「家族愛」でもなく、その二つをひっくるめた「近親愛」で麻美と繋がっていこうと決めたんですね。
    初めは驚いた麻美もすぐに積極的に父と交尾し、膣内射精することを求めるのでした。
    ラストで分かることですが、彼女もビリビリに破いた婚姻届をセロテープでくっつけて密かに保管していたので、内心ではこういう結末を望んでいたんでしょう。

    単行本では描き下ろしの追加8ページがあり、入社して間もない麻美が石渡を「運命の人かも知れない」と思うようになった経緯が分かります。
    ポイントは母の遺言である「女は嗅覚」という言葉であり、チカンから助けてくれた彼の匂いに麻美は初めて胸のときめきを感じたのです。
    かつて母親が惹かれた匂いに娘も惹かれたということなのかも知れませんけど、「肉親の匂いは特別」とも言われているので、親子だからこそ彼女は石渡を「運命の人」として強く求めたのだと思います。

    「お父さんは良い人だったけど、甲斐性なしの子供精神年齢だった・・・でも、私の身体が欲したのよ、この人の子種が欲しいってね」とまだ幼い娘に言って聞かせていたお母さん。
    若い頃は女の子取っかえ引っかえで、中年になっても勤務時間にソープに行っていたお父さん。
    そんな父母の遺伝子を受け継いだ娘が「性欲」に対して非常に肯定的なのも納得できます。
    (家事や仕事をしっかりこなすところも似てますよ)

    父娘が「家族」としてずっと一緒に「日常」を過ごしてきたという経験がないのは、「近親相姦漫画」としては大きなマイナスポイントですが、その弱点を物語の重要な柱として活かしている良作だと思いました。


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