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    彼女のヒミツを知ったとき・・僕の人生が変わった!!!(その6)

    『椎葉さんのウラの顔。』の「最終話」は、「第3話」の続きから始まります。
    椎葉さんのウラの顔。(最終話)
    「私にもね、特別だと思って欲しい人がいるの」
    背中を向けた彼女が制服を着ながら告げる。
    「・・・・ああ」
    (知ってるけど・・・)
    「・・・私が大倉君とセックスしたのもね、その人に・・言われたから・・・」

    少女が彼と交わったのは父親の命令だったんですね。
    父に対する彼女の「近親愛」が絶対であると同時に、「特別だと思って欲しい人がいる」と言っているように父との「絆」には不安も感じていることが分かります。
    「第4話」で描かれた初めての「近親相姦」の後も父の態度はちょっと冷たかったですよね。それでも「繋がり」を求めた少女は父を愛するしか選択肢がなかった。
    彼と同様に彼女も心の中に「孤独」を抱えていたのです。

    「何でそんな事させるんだよ・・!! りょ、両想いなんじゃ・・?」
    「ん・・わからない。そういうプレイなんだって。私はその人のためなら何だってしてあげたかった」
    振り向いた彼女が少年の顔を見つめる。
    「だけど・・大倉君が私に好意を持ってくれているなら、私のしたことは酷いことよね・・・ごめんね、もうしないから」
    そう言って少女が去っていく。
    「それじゃあ・・・」
    最後の挨拶を残して扉が閉まると同時に後ろへよろめいて へたり込む少年。
    「はは・・は・・・」
    (俺は失恋した)
    (それと同時にセフレを失った)
    (椎葉さんを父親(アイツ)から一時的にでも奪っている・・・つもりでいたけど)
    (全部アイツのお遊びかよ・・・)
    彼は握り締めた拳を持て余す。
    (まあ・・・いいか)
    (俺なんかがあんなイイ思いできただけで充分だ)
    (ただ元通りの毎日に戻るだけ)
    (ただ静かに気配を消して)
    (誰も必要としない)
    (誰からも必要とされない――)

    『わかった! 君は私の「特別な人」になりたかったんだ!』

    彼の思考を遮るように、先程の彼女の言葉と笑顔が脳裏に浮かぶ。
    (それで・・・)
    (本当にそれでいいのか・・?)

    おそらく少女は彼に対して「親しみ」のようなものは感じているでしょうが、その「禁断の想い」は全く揺らいでいません。
    しかし、自宅に戻った彼女は父が「別の女」とセックスしている現場を目撃してしまうのです。

    「俺の新しい女だ」
    立ち尽くす娘にそう告げる父。
    「え・・だって、お父さん、私しかいないって言ってたよね・・?」
    「あー 確かそうだったな」
    (いや・・)
    「けどな・・俺はもう」
    (いや・・)
    「お前に――」
    (聞きたくない・・!!)
    「もう椎葉さんに飽きたんですね!?」
    「・・!!?」

    突然庭から侵入してきた大倉くん。
    これまでの彼からは想像も出来ないアグレッシブさです。
    さすがの椎葉さんも「え・・大倉君・・・な・・何で勝手に家に・・・」とコミカルにドン引きしています。
    彼の行為が物語の空気を変えたんですね。

    「うっ!! そ・・それはごめん!!」
    少女に謝ると、彼は彼女の父親を見据える。
    「あ・・あのっ、おじさんはもう、椎葉さんに興味無いんですよね!?」
    「・・!! ちょ・・ちょっと・・・」
    父の口から聞きたくなかった言葉を彼が吐き出していく。
    「平気で他の男とヤらせたりッ、他に女性を作ったりッ、飽きたから椎葉さんをテキトーにオモチャみたいに扱ってるわけですよね!? だったら・・だったらッ」
    「テメェ何をゴチャゴチャ・・」
    父が彼を殴ろうと拳を振り上げる。それでも彼は叫ぶ。
    「椎葉さんを俺にくださ――」
    「ばかあッ」

    大倉くんを豪快に吹っ飛ばしたのは椎葉さんのビンタでした。
    結構シリアスな場面ですが、ここもちょっとコミカルな表現になっていますね。

    「・・・・・・お父さん・・・私、できるだけ早く家を出るね」
    掌の熱い痛みを感じながら少女が告げる。
    「お父さんが幸せなら、私はそれでいいから。二人でお幸せに!」
    「お・・おお・・・」
    椎葉梢子は笑顔で「近親愛」に終止符を打った。

    父親が「浮気」をした理由は明確になっていませんが、大倉くんが言ったように単純に娘を「女」として飽きたということ以外に、「禁忌への意識」や「親としての理性(=家族愛)」も考えられますね。
    それらが複合的に混ざり合ったものであったのかも知れません。

    父に対して「家を出る」と宣言した少女。
    女子高生が実際どうするのか分かりませんが、とりあえず次の場面の彼女は大倉くんの部屋にいました。

    「・・あの女性(ひと)・・お母さんに似てた。そういえば私もお母さん似なのよね。私・・お父さんはお母さんが嫌いになったんだってずっと思ってた。だから私がいてあげなきゃ・・って・・・」
    少年の横に座る彼女が顔を伏せる。
    「でも・・良かった。きっと・・お父さんはずっとお母さんが好きだったんだ・・・」
    そう言って少女は幼子のように声を上げて泣いた。
    (椎葉さんは失恋をした)
    (それと同時に)
    (自由になった)

    「椎葉・・さん、あのさっ・・俺・・! 椎葉さんが好きだ。つ・・ッッ付き合ってくれないか・・?」
    その告白に対して彼女は「・・まだ・・私は大倉君のこと好きになってない」と答えながらも「これから・・大倉君が私の・・私の居場所になって欲しい」と告げるのでした。
    その流れでセックスをするわけですけど、これまでと違って初々しく恥ずかしがって顔を赤らめるのが可愛いです。
    少女は初めて「普通の恋愛」を知ったんですね。

    (良かった・・・初めて大切なもののために必死になれて)
    (そんな気持ちが俺の中にちゃんとあると知れて)
    「こんなに満たされた気持ちになるのは初めてよ」
    膣内射精を受けた彼女は彼を見つめ「ありがとう」と笑みを浮かべた。


    (次の日から)
    (俺の斜め前の席に椎葉さんはいなくなった)

    「いたっ」
    後ろ髪を引っ張られた少年が振り返る。
    「席替えのお陰で大倉君に悪戯し放題」
    そう言って屈託なく微笑む少女。
    「・・・・」

    (俺は一見クールな椎葉さんの)

    (ウラの顔を知っている)


    このブログ的には「娘ネトラレ」な展開ですけど、父親自身が「近親相姦」を止めようとしていたわけですし、主人公の少年の心理描写も多かったので感情移入はできました。
    作者によると、「第1話」の時点では彼が父娘の変態プレイに巻き込まれて複雑な心情ながらもセックスを楽しむという展開を考えていたらしいのですが、それだとちょっと薄い中身になりそうですね。
    ミステリアスな雰囲気の内に「純粋さ」を隠したヒロインが魅力的な作品でした。

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