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    誰も知らない知られちゃいけない

    これまで「近親相姦漫画」の重要な要素として、「描写(画力)」と「愛(キャラ)」について少し述べましたが、何と言っても最重要の要素は「禁忌性(ストーリー)」です。

    エロ漫画ではさして珍しくない「近親相姦」ですが、現実世界では、ご近所で「ウチでは近親相姦してるんですよ」という会話を聞く事はまずありません。
    それは、「近親相姦」が「禁忌(タブー)」だからです。

    例えば、「強姦」や「ロリ姦」も公言できないですが、これらが「違法性」を強く持っているのに対して、「近親相姦」は「違法性」がどうとかいうより「禁忌」つまり「ヒトとしてやってはいけない事」として認識されています。
    * 個人的な感覚では、「ロリ姦」は「違法性」と「禁忌」の中間ぐらいに存在します。

    だから、「近親相姦漫画なんて気持ち悪くて見れない」という人もいると思います。
    それが普通の感覚です。
    「近親相姦」を求めるという事は、この現代社会では「人間失格」を意味します。
    昔読んだフランス書院(エロ小説)では、息子と近親相姦してしまった母親が最後には息子を道連れに自殺していました。
    しかし、エロの世界ではそういった「異常性」に興奮するという側面があります。
    「近親相姦漫画」において、「禁忌性」は、ストーリーに深みを持たせ、エロ漫画として刺激的な要素となるのです。
    ただ、あまりにダークな作品は逆にエロ漫画としてどうかと思う事もありますが。

    ストーリーに「禁忌性」を持たせるには、登場人物が「(一般的な)常識」を持っている事が必要です。
    少なくとも、どちらか一方のキャラが「常識」を持っていなければなりません。息子や妹はガムシャラに相手を求めてもOKですが、母や父は「禁忌」に対する意識を強く持っていて欲しいです。
    「性欲」に任せて息子を求めるような母親ではダメです。

    また、「近親相姦」への壁となる「禁忌(タブー)」は、登場人物の「常識」と共に、相手への「愛」という要素が関連してきます。
    なぜならば、「近親相姦」は自分だけでなく相手の人生を歪めてしまう行為であるからです。

    つまり、
    「禁忌」=「常識」+「愛」
    相手への「愛」があればあるほど「禁忌」への意識が高まるというわけです。


    鬼ノ仁の『わたしたち』は、お互いに処女と童貞を捧げて相姦関係を続ける姉弟の話で、弟が姉への「永遠の愛」を告げるのに対して、姉はこの関係がいつか「終わりの時」を迎える事を悟りつつ弟を愛している。こういう切ない感じが好きです。

    永間ひろしの『我が家の外』では、ツンデレ妹が愛する兄に抱かれながらも、この関係が永遠には続かない事を感じており、兄の心が傷つく前にいつかは自分から身を引こうと考えています。でも最後には(できるかなあ・・・)と思ってしまう所が妹らしくて可愛い!

    まだ完結していませんが間違いなく大傑作である、ゼロの者の『わすれな』では、
    一人暮らしをしていた兄の所へ近親相姦の関係にあった妹が訪れて、再び愛を確かめ合った後に妹が勇気を振り絞って「一緒に住まない?」と言います。
    その後の兄の対応と妹の反応は胸を締め付けますが、兄貴としてはこの答えが正しいと思いました。
    この前後の時間軸で展開される話も「禁忌性」と「愛」の要素が溢れていて、本当に凄い作品だと思います。また、完結したら感想を書く予定です。

    「近親相姦の欲求」と「禁忌」の関係については次回。
    わたしたち

    我が家の外

    わすれな(ハイグレード版)

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