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    父と娘の逃避行

    以前紹介した白石なぎさの『母の恋人』は父と娘が駆け落ちした「家」に残された母と息子が「禁断の関係」になってしまう物語でしたが、『ねぇ、パパ・・・』はその駆け落ちした父と娘サイドの物語です。
    ねぇ、パパ・・・
    ラブホテルに入った父娘はシャワーを浴びながら口づけをする。
    (今日・・・私は娘を連れて家を出た)
    (妻と息子を捨てて・・・)
    (私は娘と何年も前から今日の約束を交わしていた)
    (――今日は娘の二十回目のバースディだった)
    「ねぇ、パパ」
    全裸の娘が父の顔を見上げる。
    「あたし・・・ママよりもキレイ?」
    「!?」
    (ときおり娘は意地悪な質問をする)
    (その度、娘の顔に長年連れ添った妻の顔が重なって見える)
    (しかし幻はすぐに水とともに流れゆく)
    「ああ、二十歳の頃の母さんよりずっとずっと綺麗だよ・・・」
    (今は娘を一人の女性として愛している)
    「ホントかしら?」
    クスクスと笑う娘。
    (何よりこの――若く瑞々しい果実の虜になっているからだ)


    初めて娘から告白された時、すぐに彼の股間は反応していました。
    それから数年間「家」の中でずっと秘密裏に続いていた「禁断愛」がついに駆け落ちという形で発覚したわけです。
    でも、ちょっと変ですよね。
    娘は高校を卒業した時点くらいで「家」を出ればいいし、その後は父と外で会って、何らかの理由をつけて父が離婚するとか単身赴任とかすれば、父と娘が二人暮らしをしてもそれほど不自然ではありません。
    書き置きを残した駆け落ちなんて愚の骨頂です。
    父親はもう少し冷静に考えるべきだったでしょう。
    しかし、「禁断の欲望」に溺れていた彼は気づきませんでした。
    なぜ娘が駆け落ちしようなどと言ったのかを。


    娘の膣内に二度放出した父の意識が遠くなっていく。
    彼女はその姿を静かに見下ろす。

    「・・・この世の果てまで行っても・・・誰もあたしたちを祝福してくれないのよね・・・自分でもバカだと思うわ・・・」

    「でも、愛してしまったんだもの。しょうがないじゃない。ああ・・・どうしてあなたがパパなのかしら・・・ううん、パパだった・・から?」

    「だから、あたしたちの祝福のために。ふたりで楽園へ行きましょう?」


    「ねぇ、パパ・・・」

    この家族は全員「近親相姦」をすることになるわけですが、純粋な「近親愛」を抱いていたのは娘だけだったのかも知れませんね。
    だからこそ、彼女は「禁忌」の届かない世界に行きたかったのでしょう。

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