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    誰かが嘘をついていた

    (大学のために上京して以来)
    (俺は何年かぶりに帰省した)
    (それまで一度も家に帰ったことはない)
    (たまに家に電話をするくらいで、実際に顔を合わせることもない)

    (俺は故意にココを避けていた)

    (ココには)

    「お兄ちゃん!」

    息を切らせて駆け寄ってきた少女。

    妹は、もう中学生になっていた。

    岡田コウの『浮空』は、兄が妹のいる実家に帰省した時の物語です。
    浮空
    以前と同じようにからかいながらも、数年の間に「女性」へと成長し始めている妹に内心は動揺している兄。
    彼はもともと幼い妹に対して「禁断の想い」を抱いていたんですね。
    しかし、それと同時に「禁忌への意識」も強く持っていた。
    だからこそ、実家から離れて生活することを選んだのです。
    でも、その想いは妹の方が強くて純粋で、寝ている兄の部屋を訪れて「近親愛」を告白するのでした。

    「ずっと好きだったのに・・・せっかく目の前にいるのに、また居なくなっちゃうなんて耐えられない」
    「亜樹、だめだ・・・」
    兄は抱きついてきた妹の身体を押し離した。

    彼は自分の中の「禁断の欲望」を抑えながら妹を諭します。

    「それでも、超えちゃいけない一線がある」
    兄を見つめていた少女が俯き、目を強く瞑る。
    「・・・・・わって・・・・くるの」
    「え?」
    「お・・母さん・・・付き合ってる人がいて、その人普段はいい人なんだけど・・・私に・・・・・触ってくる」
    「・・・!」
    その言葉に兄の胸の鼓動が高まる。
    「でも幸せそうなお母さんをみてると言えなくて、っこの前お母さんが居なかった時、一緒にお風呂入ろうかって・・・っこ・・このままだと、取り返しのつかない事になりそうでっ」
    少女は震える手で兄のシャツを掴んでいた。
    「私は、せめてはじめては・・・好きな人が」
    「亜樹・・・」

    この告白によって、兄は妹を犯してしまいます。

    (これは亜樹の望みだ・・・)
    (俺は)
    (その望みを叶えただけ)

    兄妹のセックスは濃厚で、初性交の翌日も母親が仕事に出かけた家でずっと交わり合っている姿に圧倒されます。
    この作品は54ページもあるのですが、その中で兄妹の心と身体の結びつきが徹底的に描かれているのです。

    「禁断の愛欲」に溺れた兄妹は母親の目を盗んで毎日狂ったように求め合った。
    「もうそろそろ母さん帰ってくるな」
    湯船の中で自分と重なるように座っている妹の胸をまさぐりながら兄が問う。
    「今日は遅いって」
    「なんで?」
    「んー・・デートだったりしてー」
    「・・・相手は例の奴か?」
    「なにが?」
    「お前に手を出そうとした奴って」
    その言葉に少女の身体がピクリと反応する。
    「ど・・どうだろ、わかんない」
    「やっぱり母さんに相談した方が・・」
    「あっ、いいのいいの大丈夫だから」
    兄の声を掻き消すような声が浴室に響く。
    「そんな事言ったって・・」
    「そんなことどうでもいいの!」
    彼女が兄の手に触れる。
    「お兄ちゃんがここにいるから、それでいい・・・」
    「ごめん。もう聞かない」
    妹を抱き締めながら、そう告げた。

    (俺には判断がつかない)

    (それが触れてはいけない傷なのか)

    彼は母親に“付き合っている男”について聞いてしまう。
    「・・・ねえ母さん」
    「なにー?」
    「母さんが付き合ってる人って、どんな人?」
    「は?」

    (それとも)

    「そんな人いる訳ないでしょ」
    自然な笑顔でそう答えた母。

    (触れられたくない作り事なのか)

    そして、彼は決断する。

    それは、「禁忌愛」の終わりだった。

    「お兄ちゃん!! なんで・・・黙って帰るの・・・?」
    バス停に立つ兄の元へ駆け寄ってきた妹。
    「・・・ごめん。急な仕事がはいって」
    「やだ帰っちゃ・・・」
    「亜樹、帰らないと駄目なんだ」
    バスが近づく音が聞こえる。
    「あ・・また・・帰ってくる・・よね?」

    (ここには)

    「帰ってくるよ」
    背を向けた兄が答える。

    (遂げられない思い出が残ってる)

    「あ・・お兄ちゃん、絶対、絶対にね!」
    「・・・わかってる」
    目を合わさずに兄はバスの中に消えた。
    「・・・」
    少女を残してバスが走り出す。
    「絶対に・・・」

    小さくなっていくバス。
    零れる涙。
    そして、彼女は言い放った。

    「うそつき」


    嘘をついたのは、妹か? 母か?
    それは、明確にはなっていません。

    でも、一番の嘘つきで卑怯者なのは・・・


    「近親愛」を深く掘り下げた、美しく切なく淫らで残酷な物語。

    年内には決めたいと思っている「兄妹相姦漫画ベスト10」の候補となる作品だと思います。

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