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    責任転姉

    「近親相姦」は世の中では許容されない「禁忌」であり、「理性」を捨て切れない当事者はその行為に「罪の意識」を感じなければなりません。
    そして、その「責任」は年上の立場の者(父・母・兄・姉)がより強く感じるべきでしょう。
    また、性別で言えば男性の方が「罪責感」を持つべきではないかと思います。
    責任順にざっくり並べてみると、父>母>兄>姉>弟>妹>息子>娘のような感じですね。
    当事者が両端に位置する「父娘」の場合は、お父さんの「責任」が非常に重いということです。

    もちろん実際には「禁断の関係」になった経緯や二人の性格などによって変わってくるでしょうし、特に「姉弟」は一番微妙な関係と言えます。
    前回紹介した『アネトシテ』の姉も自分の「近親愛」を制御できずに苦しんでいました。


    睦月の『わかってる だけど・・・』に登場する姉も同様な悩みを抱えています。
    わかってる だけど・・・
    彼女は弟から「同じ学年の娘に告白された」と告げられる。
    「で・・もし俺がその娘と付き合ったらどう思うかなって」
    「し・・知らないわよっ、そっ・・そんなことっ!!」
    「・・・・」
    「だいたいね、弟にそんなこと急に言われたって答えようがないわよ、もぉ」
    「姉ちゃ・・」
    その会話から逃げるように居間から出ていく姉。
    「・・・ば・・バカッ」
    閉めたドアに背を向けた彼女が立ち尽くす。

    (なんで・・そんなこと話してくるのよっ、そのまま付き合っちゃえば・・・なのに・・なのにっ!!)

    弟の恋事に激しく動揺してしまう姉。
    彼らはすでに「禁断の関係」となっていたのです。

    学校で女の子と親しげに話していた弟を見て心を痛めている姉に、笑顔の弟が問う。
    「見てたんだろう? さっき・・学校でさ。どうかな? あの娘と」
    「知らないわよっ、好きにすればいいじゃない。なんで私にいちいち聞くのよ!! せめて彼女にしてから教えるくらいにしてくれれば・・・」
    苛立ちを隠さずに姉が答える。
    「決めてほしいんだ。姉ちゃんに・・さ」

    そう言われた彼女が選んだのは「近親愛」でした。
    「普通の家族」に戻りかけた姉弟は再び性器を結合させて激しく愛し合うのです。

    ベッドで眠ってしまった弟の顔を微笑みながら見つめていた彼女の瞳から涙が零れる。
    「明英・・ゴメン・・ね」

    (わかってる)

    「ダメなお姉ちゃんで・・ずるいお姉ちゃんで・・ごめん・・・ね」

    (こんな関係ダメだってことぐらい・・・・)

    (明英も・・悩んでいるのは知ってる)
    (私にキッカケをくれてることもわかってる)

    彼女は眠っている弟に唇を重ねた。

    (ごめんね 明英、私から・・・)

    (この関係を終わらせるのは無理・・だよ)


    歳が近い姉弟では、「年上」の姉ばかりでなく、「男」である弟も同じくらいの「禁忌の罪責感」を背負っていかなくてはならないのでしょうね。

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