FC2ブログ

    Entries

    愛が欲しいのなら 痛みを知ればいい

    (弟との関係がバレたのは)
    (ちょうど私が東京の短大に合格した直後だった・・・)

    さだこーじ の『ふたりで一緒に』に登場する姉弟は物語が始まる前から「近親相姦」をしており、さらには「親バレ」までしていました。
    ふたりで一緒に
    当然、両親が二人の関係を許す筈もなく、ちょうど姉が進学の為に東京へと行くことによって「禁断の関係」は終わりました。

    東京で短大生活をエンジョイしながら新しい「恋」を探そうとしていた姉。

    (――そして9ヶ月後・・・・)
    (いまだに・・・)
    (隆之以上の男には巡り合えてなかった・・・)

    そんな彼女が住む部屋に突然現れた弟。
    驚く姉に彼が告げる。
    「“姉ちゃんとくらす”って家出てきた」

    困惑の中で広がる「喜び」と「恐れ」。
    彼女は弟の口づけを拒めなかった。
    「ねえ・・・私たち本当に・・こんな関係になってよかったのかな?」
    全裸になって弟とベッドの上に横たわる姉が問う。
    「俺はよかったって思ってるけど? 違う?」
    「だ・・だって・・・」
    真っすぐに自分を見つめている視線から逃れるように彼女が目を逸らす。
    「結婚できないし・・・」
    「しなくてもいいよ」
    「子供だって作れないし・・・」
    「いいじゃん別に」
    満面の笑みを浮かべる少年。
    「いたいんだよ一緒に・・・おれはおれの思ったとおりにしたいんだ」
    目に涙を浮かべながら彼女は微笑み返し、弟と交り合った。

    「ご・・ごめん、おれ・・もう」
    激しく腰を動かしながら弟が告げる。
    「ま・・待って・・・動かないで、もう少し・・・」
    (もう少しあたしの膣内にいて・・・お願い・・・)
    性器の結合だけでなく唇でも弟と繋がろうとする姉。
    「隆之・・大好き・・・あっ・・・・」
    (あたしだって離れたく・・・ない)

    「昨夜電話でね、午後・・父さんたち連れ戻しに来るって・・・」
    服を着た彼女は弟に「現実」を教えた。
    「だろうね」
    「だろうねって・・あんた・・!?」
    「行き先もわかってるし事態が事態だもんな。ガキでも察しがつくよ」
    服を着ながら冷静に答える弟。
    「一応、昨日アパート契約しといたから、荷物まとめてよ」
    「へ!?」
    「後は仕事なんとかしなきゃな。不景気だから大変だろうけど・・・」
    言葉とは裏腹に少年は能天気な笑みを浮かべている。
    「が・・学校はっ!? もうすぐ卒業でしょ!?」
    「あ―― 退学届出してきたから大丈夫」
    「何が大丈夫なのよ、何がっっ」
    思いっきり呆れた後、彼女は顔を赤らめる。
    「なんでそんなに向こう見ずなの、あんた」
    「行動しないと先に進めないもんな」

    「しょーがないわね、もう・・・」
    簡単な荷造りをした姉が部屋の鍵を閉め、「普通の人生」と決別する。
    「付き合うわよ、一生ね」
    「そうこなくっちゃ―――!!」


    (・・・・この時は結局 両親に説得され戻った私たちでしたが)

    (・・・・五年後、今度は本当に二人の生活を手に入れることができました)


    シリアスな雰囲気はほとんどない物語ですが、「近親愛」をかなり真正面から描いていると思います。
    最後のモノローグの裏に隠された様々なドラマを想像するのも面白いですね。

    スポンサーサイト
    [PR]

    この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)
    http://kinshinmanga.blog88.fc2.com/tb.php/423-9ba2564b

    0件のトラックバック

    0件のコメント

    コメントの投稿

    投稿フォーム
    投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

    Appendix

    プロフィール

    大橋零人

    Author:大橋零人
    FC2ブログへようこそ!

    月別アーカイブ

    フリーエリア

    ブロとも申請フォーム

    この人とブロともになる

    ブログ内検索