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    いくつになっても甘えん坊

    「近親愛」と言っても「兄妹・姉弟」と「母子・父娘」ではかなり意味合いが異なりますよね。
    「母子・父娘」という親子関係は「兄妹・姉弟」よりも家族愛的側面が強くなる傾向があり、強い絆ゆえの「甘え」が生じる場合が多いと思います。

    息子が母親に甘えるというパターンは「母子相姦漫画」の王道ですよね。
    「父娘相姦漫画」でも娘が父親に甘えるというパターンがありますが、ダメ親父が娘に甘えるというケースも多いのではないでしょうか。
    それは、やはり「読者」の大半が男性だからでしょう。


    真海の『崩壊家族』でも愛妻を亡くした父親が娘に甘えています。
    崩壊家族
    精神性の障害によって記憶が後退していた父は、酒びたりの生活を続けていた。
    娘はそんな父親を救おうとしたが、父は成長した娘の姿に亡き妻の面影を見てしまった。

    「美和子さん!! 帰ってきてくれたんだねッ」
    「ちょっ・・ちょっとぉ、ぱ・・パパ!?」

    (ここに今居るのは20年前の新婚時代の父の姿・・・)
    (唯一 父の前に居るのは若い頃の母の面影をもつ 妻としての私・・・)
    (ここに娘としての私の居場所は無い)
    (今 父に必要なのは・・・)

    娘は母である「美和子」として父に抱かれる事を選び、やがて父親の子を孕まされてしまうのでした。

    (あれから父は少しずつ病気も回復し、まじめに仕事に行くようにもなりました・・・)

    「ただいま・・・」

    仕事から帰宅した父が洗濯物を畳んでいた彼女を背中から抱き締める。

    「もう、びっくりさせないで、あの子が起きちゃうじゃないの・・・」
    「なぁ・・いいだろ?」

    彼は愛する「妻」の肉体を求めた。

    (確かにあの頃のような明るい家庭が帰ってきました・・・)

    「美和子・・・」

    (ただ・・・そこにはやはり私の居場所はありません・・・)


    母の身代わりとして「妻」となり、「娘」としての存在を抹消されてしまった彼女。
    それでも父親を見捨てないのは、やはり「親子」としての「絆」があるからなのでしょう。

    しかし、いつまでも娘に甘えて「現実」と向き合おうとしない親父は父親失格ですね。
    己の「罪」と娘の「愛」から目を逸らしたまま、彼は偽りの「幸せ」の中で生きているのでした。

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