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    スノースマイル

    群青色の空の下

    白い空がはらりはらりと積もりゆく



    「ただいま」
    兄が家に帰ると、妹が知らない曲を聴いていた。


    スミヤ の『冬がさむくて』に登場する兄と妹は、小さな部屋に二人きりで暮らしていました。
    冬がさむくて 
    「結衣」
    「おかえり お兄ちゃ」
    少女が笑顔で振り返る。
    「なんの曲?」
    「おこづかい貯めて買ってきたんだ「白雪」って曲」
    「寒いよ 今日」
    「うん わかる。天気予報でマイナスだって言ってたから」

    最後まで詳しい事情は語られていませんが、何らかの理由で兄は幼い妹と貧しい生活をしています。
    この世界は彼らにとって決して温かくはないのでしょう。
    そんな兄妹は「禁断の関係」となっていました。
    それが世間の風を一層冷たくさせると分かっていても、お互いの「温もり」こそが何よりも大切だったのです。

    ストーブの灯油が切れた部屋で兄が妹の未成熟な肉体を愛撫し、その可愛い口で勃起した肉棒を咥えさせる。
    彼は切なげな声を洩らす少女の秘裂を貫いた。
    「ひあっ、あああっ、あっ、やっ、奥ぅッ、はっ、あっ」
    「これで体も寒くないだろ」
    妹を抱き締めながら兄が告げる。
    「まだっ、さっ 寒いけどっ、あっ、ああっ、けどっ・・・でもっ」
    兄の精液を膣内に受けた少女の声が暗い部屋に響く。
    「ああぁあっ」


    今日が寒くてよかった

    冬が寒くてよかった


    「なに歌ってるんだ? 結衣」
    冷たい部屋で妹と身を寄せ合っている兄が問うた。
    「これだよ」
    少女がCDを再生する。


    寒くて寒くて投げ出されてしまったよう

    体温を感じられなくなってしまったよう

    でも冬が寒くてよかった

    雪を見ながら寄り添えるから

    肩の温度を感じれるから

    寄り添っている時 幸せを感じるから


    満面の笑みを浮かべる少女は、今 確かに幸せだった。 

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