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    「お兄ちゃん」なんだから我慢しなさい!

    浦嶋嶺至の『あした妹が嫁ぐ夜』は、タイトル通り 妹が結婚する前夜の「物語」です。
    あした妹が嫁ぐ夜
    父と母が亡くなって以来、親代わりになった兄によって育てられてきた妹。
    結婚前夜も彼女はいつものように兄と自分の夕食を作った。
    「―― ごめんな未希、結婚するっていうのに満足に式も出してやれなくて」
    小さな食卓を挟んで妹と向かい合った兄が告げる。
    「―― そんなコトないよ。お父ちゃんとお母ちゃんが死んじゃってから お兄ちゃん1人でがんばってくれたんだもの。あたし 啓兄ちゃんがいたから今日までこられたと思うの」
    妹が優しく微笑む。
    「だから 感謝してるよ、あたし」

    彼は妹にとって「兄」以上の存在でした。
    そして、彼女も兄にとって「妹」以上の存在であったでしょう。
    そんな兄妹が一緒に暮らす最後の夜、妹は兄が入っている浴室に全裸で現れました。

    驚きながらも妹に背中を洗われる兄。
    「あたし 一度こうして お兄ちゃんの背中流してあげたかったんだ」
    「そ・・そうか・・・」
    「知ってた? お兄ちゃん」
    「え?」
    「あたしね、小ちゃい頃からお兄ちゃんのお嫁さんになるのが夢だったの」
    「へぇ――」
    「あー 信じてない? ホントなのよ」
    「ハハ・・そうか ありがと」
    「もーっ 知らないっ せっかく告白したのにィっ」
    彼女は兄に水をぶっかけた。
    「わわっ」

    兄に対して淡い「近親愛」を抱いていた妹。
    しかし、全裸での「告白」も不発に終わってしまいます。
    なぜなら彼女自身も「禁忌の壁」を越える「覚悟」が無かったから。

    「未希――」
    夜風に当たっていた風呂上りの妹を呼ぶ兄。
    「ちょっと来てくれないか? 見せたいものがあるんだ」
    「なあに?」
    彼女は兄が包みから取り出した物を見て驚く。
    「お兄ちゃん これ・・・・!?」
    「ウェディングドレスだよ。仕事先の知り合いに貸し衣装屋がいてね、不要なのを譲ってもらったんだ」
    少し照れ臭そうに話す兄。
    「安物だけどな。式・・あげさせてやれないなら せめて花嫁衣装だけでも・・と思ってサ。良かったら・・着てみてくれるかい?」
    「お兄ちゃん・・・」
    ウェディングドレスを身に纏った妹が兄の前に立つ。
    「―― お兄ちゃん・・・」
    「あ・・――あ、う、うん、きれいだよ・・・」
    「ホント?」
    「あ、ああ・・・」
    「啓兄ィちゃん――」
    彼女は兄の背中に寄り添った。
    「―― 未希?」
    「さっきね・・さっき お風呂で言ったこと・・・・本当なの。あたし・・・分かっちゃったの。あたし 啓兄ィのことが・・・」
    「ばかっ、いいかげん そんな冗談は・・・・・」
    「冗談じゃないっっ、冗談なんかじゃ・・・」
    正面から兄に抱きつく妹。
    「たぶん晃ちゃんより ずっと・・・明日になったら言えなくなるから。聞いてくれる? 未希の・・・さいごのお願い・・・」
    彼女は「禁断の言葉」を口にする。
    「啓兄ィちゃん・・して・・・」
    「え・・・」
    「・・あたし・・お兄ちゃんのこと憶えていたいの、だから・・・」
    「み・・未希!? んっ・・」
    兄の「制止の言葉」は妹の口づけで塞がれた。
    「あ・・・」
    「・・お兄ちゃん・・・」
    「未希・・・」

    自分が与えた花嫁衣装を脱がしながら妹を愛撫する兄。
    兄の肉棒を受け入れて喘ぐ妹。
    「・・ふうっっ、あっ、あ・・感じるっ、いっぱい・・いっぱい・・感じるよおおっっ、憶えさせて お兄ちゃんを、んんっ、忘れない・・ようにィ」
    兄妹が性器を深く結合させ「禁断の愉悦」を貪る。
    「ああっ・・啓兄ちゃん、未希 どうなってもいい・・はうっ、だから お願い・・・出してっっ、未希の・・膣でイってェェ!!」
    「未希っ・・・・っっ」
    「・・・!?」
    兄の精液を膣内に注がれる事を求めた妹。
    しかし、彼は射精の寸前でペニスを妹のヴァギナから抜いていた。
    「―― お兄ちゃん・・どうして? あたし お兄ちゃんのなら」
    兄のスペルマにまみれた妹が問う。
    「ごめん・・ごめん 未希・・・」
    「欲しかったのに・・・」
    「・・ごめん・・・」
    兄妹の「禁断の関係」は「一夜の夢」となった。

    最後の夜が終わり、新しい朝が訪れる。
    「じゃあ お義兄さん、未希と一緒に区役所に届け出してきます」
    「ああ・・・妹をよろしくな、晃クン」
    「―― じゃ 行ってきます、お兄ちゃん・・・」
    妹が「夫」となる男と出ていった。

    一人になった「家」の中で、彼は妹が着ていたドレスを手にする。
    「・・ああ・・」
    ポタポタと零れ落ちる大粒の涙。
    「・・・うっ、うっ、ぐ・・うっ、うっ」
    その涙が止まる事はなかった。
    「・・・未希・・・」


    「普通の兄妹」より深い「絆」で繋がっていた二人。
    その強い「家族愛」は「近親相姦への欲求」だけでなく、「禁忌への意識」にも大きく作用します。
    「親代わり」として妹を守ってきた兄は、「禁断の愛」に狂い切る事が出来ませんでした。
    彼にとって未希は世界で唯一の愛すべき「家族」であり、「保護者」としての「責任」を感じ続けていたのです。

    妹は新たな「家族」の「妻」となり、やがて生まれてくる子供達の「母」となっていくのでしょう。

    それが彼女が愛している兄が願う「未来」への「希望」なのだから。

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