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    そこに「禁断の愛」はあるのかい?

    「近親相姦漫画」において「血の繋がり」は非常に重要です。
    読んでいる途中で「義理の家族」だと判明すると一気にテンションが下がります。
    「血の繋がり」は「近親愛」や「背徳感」の感じ方に大きな影響を与えるのです。

    しかし、「血縁」という不変の「繋がり」が無いからこそ、「義理の家族」は「絆」を追い求め、それが「禁断の愛」にまで発展する場合があります。
    以前に紹介した前田千石の『絆のカタチ』『心のカタチ』は そのパターンですね。


    「近親相姦漫画」とは関係ありませんが、1993年に『ひとつ屋根の下』というTVドラマがありました。
    主人公である長男の柏木達也(江口洋介)が両親の交通事故以来バラバラになっていた弟や妹を集めて暮らすようになるというストーリーです。
    ポイントは、6人兄弟の中で長女の小雪(酒井法子)だけが血が繋がっていないという事。
    「家族」の中で その事実を知っているのは二人の兄だけなのですけど、彼女は長男を「異性」として意識するようになり、次男の雅也(福山雅治)からは「異性」として密かに愛されているのです。
    それぞれが様々な「想い」や「悩み」を抱えながらも「家族」としての「絆」を深めつつあった兄弟達でしたが、長女だけ血が繋がっていない事を妹や弟達が知った事で その関係が崩れていきます。
    この時の小雪がひたすら不憫です。
    「家」を出た小雪は自分を捨てた実の母に会いに行くのですけど、更に つらい「現実」を目の当たりにする事になります。
    「家族」としての「心の繋がり」と「血の繋がり」に絶望する小雪。
    そんな彼女を救ったのは、やはり主人公である達也でした。
    貧血で倒れた小雪に輸血をした彼が告げます。

    「小雪、これで俺達はみんな兄弟だ。俺の血がお前に流れているんだからな」
    「家族」を見失いそうになっていた妹に「絆」を示す兄。
    「小雪、あんちゃんの血は暖かいか?」
    「うん」
    泣きながら頷く小雪。
    「そこには思いっきり愛があるからな!」

    自分の文章だと当時の「感動」は伝えきれないですが、名シーンが多いこのドラマでも最高の号泣シーンです。
    「義理の妹」という設定が見事に活かされた好例だと思います。


    話を「近親相姦漫画」に戻しましょう。

    草津てるにょの『あゆみの恋』は「義理の父娘」の「禁断の愛」が描かれています。
    あゆみの恋

    幼い女の子がぬいぐるみを抱えながら暗い階段を下りていく。
    (――― 今とは違い トイレは一階にしかなかったの――――)
    廊下を歩く少女が障子の向こうから聞こえる声に気づく。
    (この家に引っ越してきて 日が浅かった事)
    (子供だったという事)
    (あゆみは そこに おばけがいるのだと思いました)
    (でも とても怖いのに あゆみは おばけが見たくて見たくて仕方ないの・・・)
    彼女は部屋の中をそっと覗き見た。
    (悲しくて泣いているような)
    (それでいて喜んで泣いているようにも聞こえる)
    (―― おばけの声は お母さんの声――)

    少女が見たのは乳房や性器を曝した母の姿でした。
    母は義父によって縄で縛られていたのです。

    「ああっ・・あなたっ もう許して・・・美夜子は そんな はしたない事できな・・・っあ」
    (お母さんが泣いてる)
    「美夜子よく言うな、縛られてここをビチャビチャに濡らしてる変態のくせにっ」
    「ああっ うそ・・非道い そんな・・そんな所」
    (お父さん・・新しいお父さん お母さんを許してあげてっ)
    「ああダメッ、あなたっ、許してっ、っああっ美夜子は・・・」
    義父に秘唇を弄られている母が涙を流しながら身悶える。
    (お母さんを苛めないでっ)
    (あゆみ いい子にするから・・・)
    (宿題もちゃんとします)
    (にんじんも食べますから・・・)
    目に涙を溜めた少女はぬいぐるみを抱き締めながら失禁していた。

    (でも、それは違ったんだね)
    (それが本当に分かったの お母さんが死んじゃってから・・・)

    (お母さん死んじゃっても お父さんあゆみに やさしくしてくれたよ)
    (あゆみがさみしくないように いつもいっしょに)
    (だから・・・)
    (だから あゆみもね)

    「あっ、お父さん・・・」
    うたた寝をしていた彼女が目の前の義父に気づく。
    「やだっ 帰ったなら 起こしてくれればいーのに」
    「あ? ああ、寝顔が可愛かったんでな・・・」
    夕食を食べ終えた義父が少し気恥ずかしそうに答えた。
    「なあ あゆみ、前に話した その・・・「お見合い」の話 考えてくれたかい?」
    義父の言葉に笑顔だった彼女の表情が曇る。
    「先方の吉岡くん あゆみの事、結構気に入ってくれてるようだぞ」
    「・・・・」
    あゆみは無言で義父のためのお茶を淹れる。
    「・・お父さん・・最近、少しへん」
    ちゃぶ台に湯呑みを叩きつけるようにおく娘。
    「あゆみに会えば「お見合い」とか・・「一人暮らし」とか・・そんな話ばっかりっすすめて・・夜も遅いし・・・」
    彼女は立ち上がり、父に背を向ける。
    「あゆみにだって・・・好きなひとくらいいるんですから」

    彼女の「好きなひと」というのは、もちろん義父の事です。
    義父と自分を繋げる「母」という存在がなくなって以来、彼女は義父との「絆」に「不安」を感じ続けていたと思います。
    義父に愛され続けたいという「想い」は、「実娘」が父親に対して抱く感情より切実だったでしょう。
    そして、幼い頃に見た母が「苛められていた」のではなく「愛されていた」という事が分かる年頃になると、義父に対する「想い」は「禁断の愛」へと変容していくのです。
    自室に戻った彼女は、謝りにきた父の声をドア越しに聞きながらオナニーをするのでした。

    (お父さん・・ドアを開けて)
    そんな心の言葉を彼女は口にする事が出来ない。
    (―― 今はいい――)
    (いっしょにいられるだけでいいの・・・)

    しかし、あゆみの「願い」は打ち砕かれてしまう。
    (それは突然というわけじゃなかった)
    「会社の寮に引っ越そうと思うんだ」
    ある夜、義父が娘に告げた。
    (あゆみは知ってた)
    「・・なんとなく そんな気がしてた」
    (だけど・・自分からは聞けないよ・・・)
    「お父さんの部屋 片づけてあったもの」
    (聞いたら きっと)
    (こわれちゃう)
    「あゆみ・・バカだから すぐ気づかなかったよ」
    (おとうさんとあゆみをつなぐ)
    「「お見合い」とか「一人暮らし」とか言ってたのは、あゆみも片づける為だったんだね」
    (大切な)
    「あゆみは・・・本当の娘じゃないから・・もういらないんだっっ」
    (大切な 絆が・・・)
    彼女はポロポロと涙を流していた。
    「バカなっ、なんて事 口にするんだ!」
    普段は温和な義父が真剣な顔で叫ぶ。

    「好きなの」

    義父に抱きついた彼女が「禁断の想い」を告げた。
    あゆみは義父の手を自分の胸に押し当てる。
    「あ・・あゆみ・・・」
    「お母さんと同じ「好き」です」
    その言葉に応えるように義父が娘の乳房を服の上から揉みしだく。
    「・・あっ・・お父さん」
    「・・・あゆみ・・」
    「あゆみを女にして下さい」
    娘とディープキスを交わした義父は彼女の服を脱がしていく。
    「あゆみ、これは私が最も恐れ、だが・・同時に最も強く望んでいた事だ・・・」
    剥き出しになった娘の乳房を愛撫する義父。
    「お前は大きくなればなる程あいつに似ていく・・・」
    「お母・・さん?」
    「何度・・何度お前を頭の中で散らしてしまったことか・・・」
    彼は愛する娘の乳首を口に含む。
    「あっ、同じ・・あゆみもそうだった。あゆみはもっと もっとなの・・ああっ」
    義父の舌で乳首を愛撫されて喘ぐ娘。
    「お父さん、あゆみも・・お母さんみたいに縛って。あゆみをどこへも行けないように・・・縛ってください」

    義父と離れたくないという「想い」が「禁断の愛」へとなっていった娘。
    娘に「禁断の愛」を感じてしまったがゆえに離れようとした義父。
    そんな父娘が選んだのは「禁断の関係」となる事でした。
    あゆみが義父に「縛って」と哀願した事は、そんな「新しい父娘の関係」を象徴すると同時に、「サド気質」を秘めている義父に愛される「女」になろうとする「決意」を感じさせられます。
    そして、母親譲りの「マゾ気質」を持っていた彼女は「緊縛セックス」によって至上の快感と悦びを感じるのでした。

    縄化粧をした娘が義父に跨る格好で激しく犯されている。
    「ああっ、お父さんっ・・好きっ、ああっ、あっ、あああん」
    「くっ、あゆみっ」
    義父の精液が娘の膣内に注がれる。
    「お父さっっ、あっ、ああっ、いっ」

    (―― あゆみは女になりました――)

    (本当にお父さんとひとつになったのだと)

    (・・・涙が止まりませんでした)


    愛する義父との新たな「絆」を手に入れた娘。
    それが彼女が求める「愛」だったんですね。

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