FC2ブログ

    Entries

    「幼なじみ」考察(その4)

    作り手として考えると「家族的幼なじみ」は扱いが難しいキャラではないでしょうか。
    物語の最初から強い「絆」を持っている関係ゆえに、「恋愛物語」としての盛り上がりに欠けてしまう危険性が高いように思われます。
    今年放送していたアニメでもたくさんの「家族的幼なじみ」が登場していますけど、「ヒロイン」としては二番手・三番手に位置している場合が多いですね。

    「家族的関係」が強いと「恋愛」の「刺激」が少ない。
    しかも、実際の「家族」ではないから「禁忌の壁(背徳性)」も無い。
    「家族的幼なじみ」を「ヒロイン」にする場合は、そんな問題に直面します。

    あだち充の『タッチ』では、浅倉南 という「家族的幼なじみ」の代表的ヒロインが登場しています。
    この作品の場合は主人公の弟の存在(そして死)が物語に深みを与えていると考えられます。
    それが無ければ「恋愛物語」としては退屈なストーリー展開になったでしょう。


    前回も述べたように、個人的には「家族的幼なじみ」より本当の「家族」との「恋愛」や「セックス」の方が良いという結論になります。


    久しぶりに再会した「幼なじみ」というのは、その「新鮮さ」が「刺激」となるかも知れません。
    『Kanon』に登場する 水瀬名雪 は7年ぶりの再会した従姉妹であり、物語の冒頭から主人公と同居する事となるのです。
    ただ、「空白の時間」が「幼なじみ」の「絆」を薄れさせる危険性もありますね。


    「友達的幼なじみ」は普通の「友達」より強い「絆」を持つ存在でありながら、「家族的幼なじみ」よりは「距離感」があります。
    「家族的幼なじみ」のようにベタベタした関係ではなく、他者から見ると「喧嘩友達」のような関係である場合も多いです。


    ウメ吉の『純情サディスティック』では、「幼なじみ」の少女が少年に対して一方的に暴力を振い、こき使っています。
    純情サディスティック
    この「暴力」も彼女にとっては一種の「愛情表現」であり、彼に襲われると可愛い声で喘ぎながら犯されてしまうのです。


    槍衣七五三太の『鈴城くんとまどかさん』では、「恋人」として付き合っている事を隠している「幼なじみ」の少年と少女が登場しています。
    鈴城くんとまどかさん
    彼女は隠さなくていいと思っているのだが、彼の強い希望で「秘密の恋人」となっている二人。
    彼女とセックスをしながら彼が心の中で告げる。
    (まどか・・・君の事を好きになればなるほど俺の弱い心がこう言うんだ・・・)
    (俺達が幼なじみじゃなく、もっと普通の出会い方をしていたら・・・)
    (君は俺の事を好きになってくれただろうか?)
    (何の取り柄もない こんな俺を君みたいな娘が・・・)
    (そして、そんな情けない事を考える自分が君にふさわしいのかと自問自答する――)
    (だから未だにみんなに俺たちの関係を言い出せずにいるって言ったら君は笑うんだろうか・・?)
    「今のわたしたちを由美たちが見たら どんな顔をするかしら・・・きっとみんなビックリするでしょうね・・・」
    そう言って、彼の射精を膣内に受けた少女が笑みを見せる。
    (強くなるから・・胸を張って俺が君の恋人だと言えるように)
    (それまで もう少しだけ待っていてくれるかい・・?)
    (君に負けないくらい立派な男になるから・・・)

    成績も運動も学年1位で容姿端麗の美少女を「恋人」にした少年。
    しかし、彼は彼女と「幼なじみ」であるがゆえに、その「恋愛関係」に自信が持てないのです。

    その後、思わぬ展開から学校で二人の関係をバラしてしまう少女。
    (やっぱり俺は当分彼女には敵いそうにないようだ・・・)
    少年がそう思っているように、彼女は彼にとって最高のパートナーだなあと思えるラストです。

    槍衣七五三太は優れた「幼なじみ漫画家」であり、「幼なじみ」から「恋人」になった二人を描いた『赤面症の彼女』も好きです。
    赤面症の彼女
    不器用な「恋愛」をしながらも心はしっかり通じ合っているのが上手く描かれていると思います。


    米倉けんごの『スイートモンスターズ』に登場する少女は主人公の家で夕食を作ってくれるような「家族的幼なじみ」ですが、ずっと「喧嘩友達」のような関係を続けていました。
    スイートモンスターズ
    このままいけば いずれは「恋人関係」になりそうですけど、彼は別の女の子と付き合ってしまいます。

    「幼なじみ」は「恋人」ではありませんから、他に「彼氏」「彼女」がいても問題はありません。
    ただ、そう簡単に割り切れない微妙な関係でもあります。
    この「作品」では幼なじみ同士でのセックスが行われますが、彼が「別の女の子」と付き合っているという事実は変わらないのです。


    きりりんの『マイ・ファニィバレンタイン』では、それぞれの「恋愛」をしている「幼なじみ」の二人が登場します。
    マイ・ファニィバレンタイン
    女の子に告白してフラれた少年。
    付き合っていた「彼氏」と別れた少女。

    同じ「フリー状態」でも立場が全く違う事に彼が愚痴る。
    「もうオレとおまえは完全に違う世界の住人や―――・・」
    そう言って少年が力なく笑う。
    「黒木」
    「あ?」
    「あたしだって、フられる気持ち分かるよ」
    「はぁ――― さいですか」
    「だって、黒木があたしのことフったやんか」

    それは、二人がまだ幼い頃。
    仲が良い事をいつも友達に冷やかされていた少年が彼女に告げた。
    「なぁ――・・もう一緒に学校行くんよそうや。下の名前で呼ぶんも あれこれ世話焼くんも。それから、こーゆーんも もう」
    彼は少女から貰ったバレンタインデーのチョコを突き返す。
    「メーワクやから・・・」

    それまでは当たり前だった「幼なじみ」との密接な関係が「異性」を意識する年頃になると気恥ずかしくなる。
    こういう経験をした人は少なくないでしょう。

    しかし、彼らの「絆」は「恋心」としてずっと残っていました。
    お互いの「想い」を確かめ合いながら結ばれる少年と少女の姿が実に丁寧に描かれています。


    養酒オヘペの『ホンキ?エンギ?』では少年が「幼なじみ」の少女とキスしたり性器を愛撫し合ったりする関係にありますが、それはあくまでも彼女の「彼氏の代役」としてでした。
    ホンキ?エンギ?
    しかし、本当は「彼氏」など存在せず、彼女は自分の「想い」を隠すために嘘をついていたのであり、最終的には相思相愛で結ばれます。


    F4Uの『誰が為か・・・』では、家庭教師である「彼氏」によって性の調教を受けている少女が登場します。
    誰が為か・・・
    彼女は「幼なじみ」の少年に信じられない頼み事をした。
    「彼にね・・処女を捨ててこいって言われてるの・・・そんな事・・ようちゃんにしか頼めないから・・・」
    驚きながらも「幼なじみ」の少女に濃厚なフェラチオをされた彼はセックスをしてしまうのだった。

    この「彼氏」は実在しており、本当に彼女が求めているのは「幼なじみ」の少年ではありません。
    しかし、「彼氏」に調教されている少女の肉体は初めてのセックスにも「快感」を覚えてしまうのでした。

    「やだ・・わたし、これでやっと彼にして・・もらえるって そう思ったら・・ジュワ・・って こんなに濡れ・・・」
    愛液で濡れた秘肉の中を突き進んだペニスが子宮を突く。
    「きひいっっっ」
    「まい!!」
    「いっ・・ぃ、はぁ・・ん、らめぇ・・きもち・・い、あーっ、ああーっ、ダメなのにっ、ダメなのに!」
    「幼なじみ」の彼によって激しく犯されながら狂ったような喘ぎ声を上げる少女。
    そんな彼女の膣内に少年は射精をする。
    「子宮に・・ぜんぶ・・入ってぇ・・きてるう!! 嫌ぁああぁ!!!」
    彼が肉棒を引き抜くと、少女の膣口から大量の精液が鮮血と共に垂れ出てきた。
    「これはダメだよ・・こんなに・・うそ、ようちゃん・・ダメだよこれ!!!」

    (それから少しの間、まいは泣いた――・・)

    (誰が為か――― 泣いた)


    「幼なじみ」は必ずしも「理想の恋人」になるわけではありません。
    この二人の関係はこれからどうなるのでしょうか?

    スポンサーサイト
    [PR]

    FC2公認の男性用高額求人サイトが誕生!
    稼ぎたい男子はここで仕事を探せ!
    この記事に対してトラックバックを送信する(FC2ブログユーザー)
    http://kinshinmanga.blog88.fc2.com/tb.php/311-b26838b7

    0件のトラックバック

    2件のコメント

    [C100]

    こんばんは。
    今回の幼なじみ考察編、初めは少々戸惑いましたがw、面白く読ませていただきました。
    (その3)のラストでは、ちゃんと近親相姦の方にベクトルがありましたので安心しましたw
    槍衣七五三太氏は、先日中古購入したメガストアHに「ボクといもうと」という(義理の兄妹物)作品が掲載されていて、
    その絵と内容が良かったものですから、とりあえず保存にした作家さんで少々注目しています。
    追伸
    来年も楽しみにしております、良い年をお迎え下さい。


    • 2008-12-31
    • 一究
    • URL
    • 編集

    [C101]

    こんばんは!
    槍衣七五三太の「近親相姦漫画」は『ボクのいもうと』しか知らないので、本格的な「近親相姦漫画」をもっと描いて欲しいですね。

    2009年も よろしくお願いします!!
    • 2009-01-01
    • 大橋零人
    • URL
    • 編集

    コメントの投稿

    投稿フォーム
    投稿した内容は管理者にだけ閲覧出来ます

    Appendix

    プロフィール

    大橋零人

    Author:大橋零人
    FC2ブログへようこそ!

    月別アーカイブ

    フリーエリア

    ブロとも申請フォーム

    この人とブロともになる

    ブログ内検索