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    母子の「愛」も流転する

    前田千石と言えば「母子相姦漫画」の「傑作」である『母コン』の作者ですね。
    このブログでも最初の頃にかなり暴走気味な感じで語っています。

    その後に描いた『ハハカノ』(全10話)にはかなり期待していたのですけど、『母コン』とは異なる明るいのノリの「義母モノ」でした。
    ハハカノ(第1話)
    『ハハカノ』も決して面白くないわけじゃありません。
    気楽に楽しむ「エロ漫画」としては高い完成度を持っていると思います。
    ただ、『母コン』で感じられた「禁断の愛」の「切なさ」は全然ありません。
    同じく「義母モノ」ですけど、以前に紹介した『絆のカタチ』の方が好みですね。


    その「続編」として描かれているのが『心のカタチ』です。
    心のカタチ

    (・・・・あの日・・・・息子に抱かれた あの時から)
    (この子は私の事を一度も“沙穂さん”とは・・名前では呼ばなくなった)
    (こんな関係はいけない・・・そんな事は分かっている)
    (でも私は――― それでもいいと思っていた)
    (彼が私を「母」と呼んでくれさえすれば・・・それで良いと)

    義理の息子から「母さん」と呼んで貰うために、「セックス」によって「親子の絆」を維持している沙穂。
    「義母」という設定が生かされていますね。これが「実母」だと不自然です。
    しかし、彼女は自分の心の奥に潜む「禁断の想い」に気づいてしまうのでした。

    偶然、沙穂は街中で息子が若い女性と話しているのを目撃した。
    (・・・・・)
    (・・そっか・・そーだよね)
    (裕作にだって・・・彼女くらいいるよね)
    (そっか・・なーんだ。悩んで損しちゃった)
    (・・私の事なんて・・すぐ忘れるよね・・・)
    母は踵を返し、その場から立ち去った。

    (―――その時)
    (「ホッとした」と言う意味の言葉を頭で呟きながら)
    (ナゼか、私の心はとても・・・モヤモヤしていた)
    (まるで)
    (恋人の浮気を目の当たりにした女のように・・・)

    母の気持ちを知った息子は、それを「ヤキモチ」だと指摘する。
    (――そう)
    (私は・・・・・嫉妬していた)
    (知らない女の子と楽しそうにしている裕作を見て)
    (・・・息子を見て・・・)
    沙穂は「母」ではなく、「女」として裕作とのセックスを求める。
    そして、彼にアヌスの処女を捧げた彼女は、「禁断の快楽」の中で絶頂を迎えた。

    (――あなた)
    (ごめんなさい・・・)
    (「母」と呼ばれたい一心で、この子に抱かれているのだと)
    (そう思って・・・そう思い込もうとしていたけど)
    (――私の心はもう・・・)
    (彼の中にしかなくなっちゃった・・・)


    前田千石には、こういうシリアスタッチの「実母モノ」を描いて貰いたいですね。

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