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    「お姉ちゃん」の返品・交換は出来ません!

    今回は、音音の『姉チェンジ』について述べたいと思います。
    姉チェンジ

    「ただいま・・」
    帰宅した姉が自分を見つめる弟の視線に気づく。
    「はぁ・・・」
    弟は溜息をついていた。

    「おかーさん! あのお姉ちゃん何とかしてよ! やだよ! あんな地味で陰気臭いの! もう一度産みなおして!」
    台所にいる母親に無茶な注文をする少年。
    「もーっ・・そんな事言わないの!」
    「だって!」
    「真人にお姉ちゃんはもう出来ないのよ・・大切にしなさいッ、たった一人のお姉ちゃんなんだから」
    「でもッ! でもッ! 友達にも馬鹿にされてさ・・・」
    彼はテーブルの上に置かれているグラビア雑誌を指さした。
    「こーいう雑誌に載ってるみたいなさ・・キレイでセクシーで、こういうお姉ちゃんが理想なんだ!」姉がコソッと覗き見ているのを無視して弟が告げる。
    「だからッ、チェンジで!」

    「姉」を「風俗嬢」と同列に見ているような発言ですが、この言葉を聞いてショックを受けた姉は自分自身をチェンジさせるのです。
    眼鏡を外して髪型や服装を変えると美女になるというのは、「漫画」の世界では伝統的なパターンですね。
    変身した彼女を見た少年は、その「美女」が自分の「姉」であると気づきませんでした。

    「ねぇ・・私の事覚えてる? 小さい頃はよく遊んだのよ・・・」
    「え・・いや・・・」
    「ホントに覚えてないの? 大きくなったら結婚するって約束したのよ」
    「で・・でも・・今日が初対面ですし・・・」
    彼女の美貌が少年の眼前に迫っていく。
    「まだ・・思い出せない?」
    彼女はそのまま少年と唇を重ねた。
    「このキスの味・・・覚えてないの? 忘れちゃったの?」
    「・・・・・」
    「私・・・まーくんのお姉ちゃんよ・・・」
    「え!? えええ!? どっ・・どうして・・・」
    「私ね・・私・・・地味で陰気臭かったでしょ・・・内気で本当の気持ちとか姿とか人に知られたくなくて・・・知られたらマズいでしょ・・・弟の事が好きだなんて・・・」

    姉のダサい恰好は「禁断の想い」を隠すためだったようです。
    世間を欺いているという「罪悪感」が彼女を無口で地味な存在にしていたという事でしょうか?
    まあ、もともと超内向的な性格だったからこそ、実の弟に恋をしてしまったとも考えられますね。

    姉の告白に驚く弟。
    「でも・・僕たち・・・」
    「ねぇ・・私、変わっても まーくんにとって地味で陰気臭いお姉ちゃんのままかしら・・・私の事、女性としては見てくれないの・・・もう興奮しないの?」
    弟に問いかけながら涙を流す姉。
    「私・・私・・・やっぱり・・・・・」
    「おッ、お姉ちゃん! ゴメン! お姉ちゃんの気持ちも知らなくて・・・」
    少年は肩を震わせている姉を抱き締めていた。
    「お姉ちゃん・・ホントは僕もお姉ちゃんの事が好きなんだ! でも、誰かと比べたり・・ヒドい事言ったりしてして・・ゴメン・・・お姉ちゃんが好きだって事・・お姉ちゃんに知られるの恥ずかしかったから・・・」
    姉の顔を見つめながら彼が告げる。
    「だから・・無理しなくて大丈夫だよ・・・僕、お姉ちゃんの事ずっと前から一人の大切な女性として見てるから」
    「うん・・・」

    (ホントかよ!?)と思ってしまう弟の「告白」ですねえ。
    彼の「暴言」も自分の「禁断の想い」を隠すためのものだったようです。
    そして、不器用な姉弟はお互いの「想い」を確認し、自分の気持ちを素直に伝える手段として「近親相姦」をするのでした。

    「恋人」となった姉と弟。
    「ねぇ・・まーくん、今の私と昔の私、どっちが好き?」
    「そんなの決められないよ。僕のお姉ちゃんは一人しかいないから・・・」
    「でも・・ホントは今のままでいて欲しいんでしょ?」
    「う・・うん・・・だけど、僕の前だけで、その姿でその笑顔を見せて」
    そう言って弟が姉の手を握る。
    「それ以外何もいらない・・お姉ちゃんに何も望まない・・・」
    「私もこのままでいるから・・私の事だけ見つめてくれる?」
    「うん!」

    何だかんだ言っても、やっぱり「綺麗なお姉ちゃん」が好きな弟。
    自分の前だけでその姿を見せて欲しいという気持ちは理解できますが、最初に「美女」が「姉」である事に気づけなかったのは大きなマイナスポイントですね。
    以前から「禁断の愛」を抱いていたのであれば、普通気づくでしょう。
    「実は最初から弟は気づいていた」という展開の方が個人的には納得できます。
    「僕がお姉ちゃんの事分からないわけないだろ」とか言って欲しかったですね。

    「ちょっと真人・・・」
    すっかりラブラブになった姉弟に母が報告をする。
    「前にお姉ちゃんを変えてほしいとか言ってたけど・・・お姉ちゃんは真紀ちゃんだけだけど、実は二人に妹が出来たみたいよ」
    「え!? 妹ぉぉぉ!?」
    笑顔の母が告げた言葉に驚く少年。
    「僕っ、真紀姉以外いらない!」
    「私も まーくん以外いらない!」
    お互いを抱き締め合いながら母に抗議する姉弟。
    「そんな事言われても・・・」

    「妹なんかいらない!」

    お母さんを困らせる娘と息子。
    新たに誕生する妹にとっても困ったお姉ちゃんとお兄ちゃんになりそうですね。

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