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    伯母さんがママになってあげる(その9)

    「ウチのママと何話してた?」
    いつものように勉強を教えてくれていた従姉の渚が少年を見据えながら問う。
    「ど・・どこから聞いてたの・・」
    「どこからも何も・・何話したかわかんないから聞いてるんでしょー ウチのママがニセモノとか意味不明なんですけどー」
    「ああ、それは・・・」
    (よかった・・全部は聞かれてない)
    「その・・・」
    (けど・・何て言おう・・・)

    『相姦のレプリカ 第8話-もうひとりのレプリカ-』では、従姉弟の関係性に変化が生じます。
    相姦のレプリカ(第8話)
    優星は「仕事であまり家にいない母の代わりを伯母にしてもらっていた」と説明し、渚は「まだまだ優星も子供ねー」と笑って信じました。

    (僕は半分だけ嘘をついた)
    (あたり前だ)
    (ナギちゃんにHのことなんて話せるわけないから・・・)

    その日は響子だけでなく真弓も不在だったため、勉強が終わると渚は従弟と一緒にピザを食べ、叔母のワインを飲んで酔っ払っていた。
    「飲む? それともミルミル?」
    「バッ、バカにしてっ!!」
    少年は従姉が持っていたグラスを奪うと一気に飲み干した。
    「お――すごいじゃない優星!!」
    「ウゲー」

    酔っ払った渚は優星の部屋のベッドに寝転んでしまいます。

    「ナギちゃん・・ねぇ、ナギちゃん! ココで寝るの? 自分の部屋に帰らなくていいの?」
    「ココで寝る。いいでしょ?」
    トロンとした笑顔を見せる渚。
    「いいよ・・じゃあ僕、客間で寝るね」
    (酔った母さんと一緒だ)
    「何よ――私と一緒じゃ寝れないっていうのぉー」
    寝転んだまま彼女は少年を抱き寄せる。
    「わっ」
    「優星・・なに私以外の人に甘えてるのよ―――」
    「え? どういう意味?」
    「私に甘えなさいよ――アンタのこと一番知ってるのは私なんだから――」
    「いっ、いいの?」
    (それってママになってくれるって事?)

    暴走スイッチが入った優星は、いきなりディープキスをしてしまい、渚をびっくりさせます。

    「ちょっ!! なになになになに?」
    「何って・・好きなんだもん」
    「ほ・・本気で言ってるの? 優星・・・」
    「本気だよ。本気で好きなんだ・・・ダメな事だってわかってるけど、おかしいって事もわかってるけど、僕・・・」
    その言葉を聞いた渚の手が少年の髪に優しく触れた。
    「全然おかしくなんてないよ・・・私も優星の事・・・好き・・・」
    「え?」
    「でも、いとこだからガマンしてたのに・・・うれしい・・・」
    (あきらかにナギちゃんは―――)
    (勘違いしていた―――)

    彼が「本気で好き」と言ったのは従姉のことではなくて、実母のことなんですよね。
    あの会話で渚がそれに気づけるわけがありません。
    少年はその「勘違い」を利用して「疑似母子相姦」を再び体験しようとします。

    「私・・ほとんど経験ないけど・・いいよ・・優星・・・」
    ベッドの上で服を脱いだ渚は、その瑞々しい裸体を従弟に委ねていた。
    (ナギちゃんの事は好きだけど――)
    (それは母さんのそれとは全然違う――)
    (でも僕はその言葉を隠した――)
    (だって真弓オバサンがダメになった今――)
    (少しでも早く)
    (新しいニセモノが必要だったから)
    (だから僕は)
    (嘘を重ねた――)

    伯母の「熟した肉体」も、従姉の「愛情」も、彼にとっては母親の「ニセモノ」に過ぎないんですね。

    (あたり前だけど、ナギちゃんは母さんに似ている)
    (年が若いってことをなくせば、真弓オバサン以上かもしれない)
    (若い頃のママ――)
    (かわいいよ、ママ――)
    「さ・・最後までしていい?」
    (ママ)
    「僕・・入れたいよ」
    (ママの中に)
    「いいけど、大変だよ・・私たち、これから・・・」
    「平気だよ・・好き、なんだから・・・」
    (ママ)
    「・・・うん」

    息子が新しい「ママ」を手に入れている時、女優の母は職場でスマホの画面を見せられていた。
    「コレ、息子さんの同級生でしょ? 息子さん、けっこうおっきいんですね」
    それは『我が友の母、広野響子とのツーショット!! 家宝だぜぃ!』と書かれた、息子のクラスメイトらしき少年と自分の画像。
    しかし、彼女はそんな少年と会ったことすらなかった。
    そして、気づく。

    スマホの画面で微笑んでいる広野響子が「ニセモノ」であることに。


    ここまでで「第1巻」は終了です。
    「第2巻」の紹介は来月以降にして、今月はノンビリペースの更新に戻させて頂きたいと思います。


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