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    兄と罰

    「はあ・・はらへった・・・」
    カーテンが陽光を遮断した部屋で、ベッドの上に座り込んだ男が呟く。
    (もっとスッキリするもんかと思ってた)
    ベッドから降りようと右足を床につけると、痛みが変わらない「現実」を教えてくれる。
    (別に、悪いとも思ってない)
    (あいつが拒む素振りをみせないから)
    (なら)
    「あっ」
    部屋のドアを開けると、制服姿の少女が微笑みかけてきた。
    「おっ・・おはよう、お兄ちゃん。珍しいね、こんな早くに」
    (どこまで許すつもりなのか)
    (ただ興味が沸いただけ)

    岡田コウの単行本『だれにもいえないコト』収録された『足かせ』(全2話)では、「罪の意識」が兄妹の関係を歪め、「禁忌の世界」へと沈めていきます。
    足かせ(前編)
    「あっ、あるいても大丈夫、なんだ」
    「あぁ、何それ皮肉か? とっくに治ってるし・・・ちょっと走れなくなっただけ」
    「あっ、あの、ごめんなさいっ」
    必死に笑顔を作る妹。
    「そーゆーつもりじゃなかったんだけど。あ、あの、元気になったんだったら、お兄ちゃんと前みたいにお出かけとかしたいな~って。ほら、家に引き篭っているから余計な事考えちゃうんだよ。っだ、だから・・・」
    兄は何も答えず、沈黙に耐え切れなくなったかのように少女が廊下を歩きだす。
    「あっ、朝ごはん食べるよね? 私、朝ごはんの用意してくるね」
    (普通・・・)
    (あれくらい、たいした事じゃないってか)
    妹の背中を黙ったまま見つめる兄。
    (俺の八つ当たりを一身に受けて、かわいそうなやつ)

    (でも、まあ、お前が悪いよ)

    冒頭のシーンを読んで分かるのは、足を痛めている兄が引き篭っていることと、そんな兄を心配する妹が足の怪我に関係しているらしいことですね。
    兄の好みに合わせて朝食を用意してくれた妹に、彼は陰湿な言葉を吐き続けます。

    「で、でも、お兄ちゃんが部屋から出てきたって知ったら、お母さん喜ぶと思うよ。あ、それとも私が知らないだけで、お昼とか部屋から出てきたりしてるの?」
    「・・・・・・」
    小さく舌打ちした兄はテーブルの下で足を前方に伸ばす。
    「お前さぁ、どんな顔してるのかと思ったら」
    兄の足先が向かい側に座る妹のスカートを捲り上げた。
    「昨日、実の兄に犯されたってのに、なんでヘラヘラしてられんの?」

    (あれくらい、たいした事じゃないってか)というモノローグの「あれ」とは、「兄妹相姦」のことだったんですね。
    兄に犯された翌日だというのに少女は必死に平静を装っていたのです。

    スカートの中へと侵入しようとする足首を掴むと、兄が痛みで顔を歪め、彼女も顔をこわばらせた。
    (お前がいつまでもそんな顔をするから・・・)
    彼が強引にスカートとパンティを脱がすと、少女の秘裂から零れ落ちる昨日の精液。
    「つっかマジで入れっぱなしだったのかよ。きもちわるくねーの」
    居間のソファに座らせた妹の股間をまさぐりながら兄が問う。
    「だって・・お兄ちゃんが出すなって・・・」
    「あー・・そんな事いったっけか」

    そのまま兄は未成熟な妹の肉体を弄び、「・・・遅刻しちゃう」と妹が言っても学校に電話して風邪と偽って休ませ、昨日のように犯しまくります。
    その間、ほとんど抵抗らしい抵抗をしなかった妹ですが、兄の舌が唇の間に入ろうとすると初めて抗う意思を見せます。

    「っや、だめっ、おにいちゃん・・・」
    涙に濡れた妹の瞳が兄を捉える。
    「キスは・・だめ。キスしたら、セックスになっちゃう。だから・・・」
    (だ・・めだ・・・)
    (それ以上)
    「んぅっ」
    奥底まで突き入れられた兄の亀頭が妹の子宮を押しつぶす。
    「あぁ!? なにいってんだ、おまえ」
    「あっ、あ゛あ゛」
    (オレを拒む言葉を吐くな)

    「キス」に対する意識って男女で違うと言われていますね。
    男性にとってのキスは「性的行為の第一段階」で、女性にとってのキスは「心の交わり」という感じ。
    この妹にとっての「セックス」とは「心と肉体の交わり」であり、愛し合う者同士の行為なので、「心の交わり」が加わるかどうかは大きな違いになるのでしょう。
    もちろん、兄はそんなことはお構いなしに舌を絡めたまま突きまくり、何度も何度も膣内射精をするのでした。

    「おまえさぁ、ほんとなんでもするのな」
    命じるままに口に含んだ精液を飲み干した妹の頭に兄が手を置く。
    「・・・・私のせいだから。お兄ちゃんが怪我したのは私のせい。部活できなくなったのも、家を出なくなったのも、あんまりしゃべらなくなったのも、全部わたしのせい」
    兄が手を離し、頭を上げた少女が笑顔を作る。
    「だ・・だから、お兄ちゃんの気の済むまで好きにしてくれていいし。っほ、ほら、わたし丈夫だし、何されても大丈夫だから。お兄ちゃんがいらないっていうまでは、わたしはそばにいるから」
    そんな妹を見下ろしながら、彼は唇を噛む。
    「・・罪悪感で股ひらいてんじゃねーよ」
    再びベッドの上で兄に押し倒される少女。
    「あっ、おっ、おにぃ」
    兄の亀頭が妹の肉穴をこじ開けていく。
    「あ、まって、おにいちゃ・・っ、ま、まださっきのが、っひぁ」
    ズブリと押し込まれた肉棒が彼女の言葉を遮る。
    「あ・・あっ、あ・・・」
    (お前がそんな顔をするから)
    (俺はいつまでたっても前に進めない)


    雑誌掲載時、この『前編』は2話(22P×2)に分割されていましたが、単行本版ではさらにページが追加されて46Pになっており、モノローグの内容なども修正されています。
    作品に対する作者のこだわりを感じますね。

    『後編』については、次回。


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